祖父が亡くなった日に現れたホタルの話

祖父の亡くなった日に現れたホタルの話

【概要】

体験者義明さん/20代男性(2022年8月7日時点)
体験年月日2016年5月25日(祖父の死亡日)
体験現場状況祖父の家周辺の路上/夕方、散歩中
感覚視覚、触覚
不思議の内容1匹のホタルが身に纏わりつき、祖父の家まで付いてきた
ホタルは祖父の遺体が安置されている部屋の天井に留まり、出棺の時に降りてきて生花飾りの葉に止まった
体験者の感情喜び
付随する情報生前の祖父がよく散歩に使っていた道を歩いていたところ、ホタルに出会った
体験者の解釈ホタル=祖父の魂の化身だったのかもしれない

 

【不思議現象の詳細】

 義明さんの母方の祖父が亡くなった、2016年5月25日の出来事。

 病院で亡くなった祖父の遺体は 祖父宅の仏間に安置された。
 夕方に少し時間が出来たので、義明さんは一人で散歩に出かけることにした。生前の祖父もよく近所を散歩していたからだ。

 義明さんは村社である八幡神社の傍の藪で、1匹のホタルを見つけた。ホタルが飛び交う時期には少し早いし、ホタル自体近年数を減らしている。その場所にいるのは1匹だけのようだった。

 義明さんが何の気なしに手を近づけると、ホタルは自分から飛び寄ってきて彼の手に止まった。それきり離れようとしないので、彼はそのまま歩き出した。

 ホタルは服に飛び移ったりまた手に戻ったりと、彼の傍を離れようとしない。
道中で水辺の葉っぱに乗り移らせようとしても無駄だった。

 そのまま祖父の家に帰り着いた義明さんは、祖父の遺体が安置されている仏間に入った。その瞬間、ホタルは仏間の天井目掛けて飛んでいって姿が見えなくなった。
 翌々日の朝、祖父の棺が葬祭会館へと搬送される段になって。ホタルは突然天井から降りてきて、お供え物の生花飾りの葉に止まった。
ホタルはそのまま生花と一緒に会館に運ばれて行ってしまい、その後どうなったかはわからない。

【資料写真】

義明さんがホタルを見つけた、八幡神社の周辺地。数年前にはもう少し草が茂っていたらしい。

【体験談リンク】

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